あと施工アンカーはなぜ梁下に打ってはいけないのか?

事例・ポイント集

CASE

  • あと施工アンカーを梁下に打つ場合に何が起こるか?
  • なぜ梁下に打ってはいけないと言われるのか?
POINT

  • 梁やスラブ下面は常時引張応力が作用しておりひび割れしやすい
  • 引張応力が作用している場所にあと施工アンカーを設置する場合、穿孔によりひび割れが誘発されたり、アンカー埋め込み部に対する力学的な拘束力が圧縮力が作用している箇所より弱いため、十分な定着性能が得られないことがある
  • 特に梁のような構造体でひび割れから欠けにつながるような事態に発展すると問題となる
  • 梁の側面でも下端から200㎜程度はアンカーNGとしている場合もあるので構造設計者やゼネコンに確認をとってから施工する。