【これで初心者卒業】設備施工管理が1ランクアップするため参考書3選

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機械設備の施工管理は単に配管・配線・ダクトを行うだけでは完結しません。その設備を稼働させ、制御し、維持を行う必要があります。多くの方は納まり、段取りに一生懸命になり過ぎて竣工間際や引き渡し後に苦労をしてないでしょうか?

  • 機器がきちんと連動しない。
  • 既定の風量バランスが維持できない。
  • 引き渡し後すぐに配管が腐食し、漏水した。
  • 引き渡し前、あるいは直後に外壁貫通部から漏水した。

こんな経験または社内で水平展開があったりしないでしょうか?

ここでは機械設備施工管理である程度経験を積んだ方が次のステップアップとして押さえておいてほしい項目についての書籍を紹介します。専門書を読もうにも内容が難しくて読む気にならない、そんな人にとって基本的な部分を分かりやすく学べる内容になっています。ぜひ手に取って技術力の向上に役立ててください。

こんな人におすすめ

  • 建築設備の施工管理に従事して3年程度経過した人
  • これから現場代理人を経験する人
  • 配管・材料の錆・腐食について基本を知りたい人
  • 機器の運転について機器側と制御側の関係性を知りたい人
  • 外壁貫通廻りのシーリングについて基本を知りたい人

カラー徹底図解 基本からわかるシーケンス制御【ナツメ社】

建築設備は人の体に例えるとの血管・神経とよく言われます。配管やダクトは血管や神経そのものとすると、機器は心臓や肺などといった臓器にあたります。そして制御はそれらをコントロールする脳です。どれも重要なものですが、ここに不具合があるとどんなにいい機器や配管を設置しても機能しません。

その設備で何をしたいか?そのためにはどうしたらいいか?制御は一番根底にある分野になります。制御の内容によって配管のルート・形状も変わってきます。(正しい位置に計測器がないと正しい情報が上がってこなくなり、正しい制御ができなくなる等。)

その制御の基本的な部分が学べる1冊になっています。こういったものを勉強して1級計装士等の資格取得に繋げるとよいでしょう。

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最新オールカラー図解 錆・腐食・防食のすべてが分かる事典【ナツメ社】

建設業界に関われば必ず金属を扱います。設備であれば配管、ダクト、配線、支持材、機器・・・関わらないものはありません。金属を扱う事があれば必ず錆(腐食)という問題に出会うといっても過言ではないでしょう。

竣工後数年で配管に穴が開いて大漏水・・・改修工事で既設配管は再利用したかったが思った以上に腐食が進行し不可能・・・こんな経験があると思います。そんなことが起こらないように新築施工時に正しい施工を行わなくてはいけません。そのためには正しく錆・腐食について学ぶ必要があります。

腐食は防食については専門書や論文も多く世に出ていますが、内容がとても難しいものになっています。しかしこの本は中学の理科・高校の化学レベルから説明しており、入門書として最適な1冊となっています。

建築用シーリング材ハンドブック【日本シーリング材工業会】

配管やダクト等、建築設備の外壁貫通部廻りの止水処理は現場毎に様々な考え方があり、納まりは様々です。要領書を作図して、承認をとるのは構いません。しかし本当にそれは基本を押さえた納まりになっているでしょうか?シール職人からすればサブコンで施工するシールは素人の工事。1年で切れてしまうという話も耳にします。いえ、施工中にすでも漏れ出しているという経験もあるはずです。

建築設備の施工管理でシールの基本を学んでいる人はほとんど見かけません。勉強するほど止水は奥が深いですが、このハンドブックは現場で使える基本的な考え方が簡潔に掲載されています。ぜひ手元に1冊置いていただくことをおすすめします。

こちらはネットや書店では購入できません。日本シーリング材工業会が発行していますのでホームページにアクセスし、注文をしてください。(日本シーリング材工業会HP:http://www.sealant.gr.jp/

設備の外壁貫通部廻りのコーキングの基本として記事も掲載しています。こちらも合わせて一読してみてください。

最後に

いかがでしたでしょうか?建築設備の施工管理は覚えなければいけない知識は膨大です。配管やダクトの納め方は普段の業務を通じて身について行くことが多いと思います。+αの知識としてここまでの内容が身につけば機械設備の施工管理者としておおよそ全体的な基礎知識が身についたと言ってもよいでしょう。初心者は卒業です。

これは自戒を込めて言いますが、”知らない”ということで失敗する事は社内では許されても、お客様や世間からは許されるものではありません。プロとして働く以上知らないことがある事自体が罪だという心構えを持ちましょう。知らない事を減らしていくには疑問をもつことが大事ですが、そもそも疑問とも思えない事の方が多いとはずです。そのためとにかくたくさんの情報に触れてください。ここで紹介した書籍以外にも社外の講習会に目を向けたり、インターネット・SNSも良いでしょう。そして吟味し、取捨選択をしながら自身の成長につなげていきましょう。

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Posted by 設備監督